前回の記事では、英語が話せない私が、イギリスのドクターが出版された電子書籍の表紙デザインを担当することになった経緯や、制作について書きました。
📖 英語が話せない私が、イギリスの電子書籍表紙を担当した話 ↗
今回はその続きです。
初めて海外からお仕事をいただいて、制作以外にも「準備しておけばよかった」と思うことがいくつもありました。
英語でのやり取り。
契約や著作権。
海外からの報酬の受け取り方。
デザインについては「良いものを作れる」という自信がありましたが、
いざ海外の方と仕事をするとなると、分からないことだらけ。
これから海外の方と仕事をしてみたいクリエイターさんに向けて、初めての海外案件で経験したことをまとめてみます。
海外で仕事をしたい。でも、何から始めればいい?
姉(@yukishudo)のワーキングホリデーや海外生活の影響もあり、いつか海外の方ともお仕事をしてみたいとずっと思っていました。
でも、
「海外で仕事をするって、何から始めればいいんだろう?」
という気持ちもありました。
海外営業をしたこともなければ、英語が話せるわけでもありません。
いつかできたらいいなと思いながらも、具体的に何を準備すればいいのか分からないままでした。
実際に仕事が来て、初めて分かったこと
実際に海外からご依頼をいただいてみると、分からないことがいくつも出てきました。
英語でのやり取りについては、今は翻訳ツールがあります。
著作権や契約についても、完璧に分かっていたわけではありませんが、「これは伝えておきたい」という自分なりの考えはありました。
でも、一番分からなかったのがお金のこと。
報酬ってどうやって受け取るんだろう?
海外からお金を受け取るには何が必要なんだろう?
本当にそこからでした。
海外送金という言葉だけで、なんとなく難しそう。手続きも複雑そう。
今思えば、海外で仕事をすることそのものより、仕事をするための準備が分からないことにハードルを感じていたのだと思います。
海外から報酬を受け取る方法を準備する
お金の受け取り方が分からず、海外生活の経験がある姉に相談した時に教えてもらったのがWiseでした。
「Wise使えば大丈夫だよ」
と言われるまで、私はWiseの存在すら知りませんでした。
海外送金という言葉だけで、なんとなく難しそうなものだと思い込んでいたんです。
実際にアカウントを開設してみると、思っていたよりずっと簡単でした。
正直、
「え、これだけ?」
というのが率直な感想。
もっと複雑な手続きや英語だらけの画面を想像していたので、少し拍子抜けしました。
もちろん本人確認などは必要でしたが、一つずつ進めていけば、私の場合は特に難しく感じることはありませんでした。
今回の報酬は、最終的にPayPalで受け取りました
ここまでWiseについて書きましたが、今回のお仕事の報酬は、最終的にPayPalで受け取りました。
Wiseを開設したものの、実際の支払いではPayPalを使うことになったんです。
「じゃあWiseを開設した意味はなかったの?」
とも思うかもしれません。
でも私にとっては、海外から報酬を受け取れる方法を一つ準備できたことで、「海外からお金を受け取る」ということへのハードルがぐっと下がりました。
そして今回の経験で分かったのは、海外からお金を受け取る方法は、一つだけ用意しておけばいいわけではないということでした。相手や仕事の内容によって、使いやすい支払い方法は変わります。
私自身、今後も海外の方とのお仕事や作品販売をしていきたいので、WiseとPayPalを用途に合わせて使い分けていく予定です。
今なら、仕事が来る前に準備しておく
実際に今回経験してみて感じたのは、海外で仕事をしてみたいと思っているなら、報酬の受け取り方や契約について、仕事が来る前に一度調べておくと安心だということです。
私はお仕事が決まってから慌てて調べ、Wiseを開設しました。
結果的には問題なく進みましたが、先に準備しておけば、もっと余裕を持って制作に集中できたと思います。
作品を作ることばかり考えていましたが、お金の受け取り方や契約について整えておくことも、仕事をする上では大切な準備でした。
昔の私は、お金や数字の話が苦手で、なんとなく気が引けたり、「後で考えればいいか」と思ってしまったり。
でも実際に仕事として向き合ってみると、そういう部分こそ先に整えておくことが、自分だけでなく相手の安心にもつながるのだと感じました。
意外と世界は近かった
今回の経験を通して感じたのは、海外で仕事をすることそのものよりも、
「海外で仕事をするために、何を準備すればいいのか分からないこと」
の方に、大きなハードルを感じていたということです。
英語のこと。
契約や著作権のこと。
海外からの報酬の受け取り方。
分からないことはたくさんありましたが、必要なものから一つずつ調べてみると、思っていたよりずっとシンプルでした。
そして今回、もう一つ感じたことがあります。
叶えたいことがあるなら、それが叶った自分を想像して動いてみること。
「いつか海外の人と仕事をしたい」
そう思っているなら、実際に海外から依頼が来た時の自分を想像してみる。
どうやってやり取りする?
どうやって契約する?
どうやって報酬を受け取る?
そうすると、今の自分にもできる小さな準備が見えてきます。
私は「世界と繋がる仕事をしてみたい」「いつか書籍の表紙をやってみたい」と思っていました。
そして思いがけない形で、その二つが同時に叶いました。
引き寄せの法則と言うけれど、叶えたい未来を想像して、そこに向かって今できることを少しずつやっていると、びっくりするような出来事が本当に起こることがあります。
最近は「奇跡は偶然起こるものというより、いろんな出来事や選択が重なった先にあるものなのかもしれない」と思うようになりました。
そう考えると、未来を想像することも、そこへ向かう途中も、前よりもっと楽しめるようになりました。
これから海外の方とのお仕事や作品販売にも、もっと挑戦していきたいと思っています。
思っていたより、世界との距離は近いのかもしれません。
私が開設したWiseについて
今回、海外から報酬を受け取る選択肢の一つとして、私はWiseを開設しました。
これから海外の方とのお仕事や作品販売を考えている方は、一度どんなサービスなのか見ておくと、いざという時の選択肢が増えると思います。
▶ 私が開設したWiseはこちら ↗
実際に制作した表紙と、その背景
今回のお仕事をいただいた経緯や、108篇の詩を読んで感じたこと、そこからどのように一枚の表紙を描いたのかは、こちらの記事に書いています。
📖 英語が話せない私が、イギリスの電子書籍表紙を担当した話
▶ 表紙が生まれるまでの話を読む
こんな絵を描いてる人です
今回の表紙では、108篇の詩を読んで感じた光や空気、心が少し軽くなるような感覚を、自分なりの「空」として描きました。
普段の作品も、宇宙や生き物、訪れた場所や出会った人、そのとき心が動いたことやワクワクしたことから生まれています。
ひとつの表現やテーマにこだわらず、自分の中に残った感覚や、そこから生まれた物語を、いろいろな形で描いています。
作品を見て、「これは何に見えるんだろう」「なんだか気になる」と感じたら、その感覚のまま自由に見てもらえたら嬉しいです
▶ nicoの作品をもっと見る
Instagramでは、完成した作品だけでなく、
制作している途中の様子や、悩んだり迷ったりしたことも含めて、絵が生まれるまでをそのまま発信しています。
日々の中で感じたことや、そこから何を考えて、どう作品につながっていったのか。
完成した絵だけでは見えない部分も、一緒に楽しんでもらえたらと思っています。
「ちょっと気になる」と思ってくださった方は、Instagramでものぞいてみてください。
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